ムハンマドを侮辱する映画
米国で制作されたムハンマドを侮辱する映画、それを原因として現在イスラム諸国では反米デモが起きています。そこで今回は、イスラム教について紹介したいと思います。そうすることで今回の反米デモに対する理解が(多少?)深まることと思います。(映画についてですがYouTubeで『ムハンマドを侮辱する映画』と検索することで予告編なら見ることができるようです。)
それでは、ムハンマドとはどういう人物なのか、はっきりしていない人もいるかと思いますので、まずムハンマドについて紹介していきます。
ムハンマドとは、本名をムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ・イブン=アブドゥルムッタリブと言い、イスラム教の開祖、政治家、軍事指導者であります。ムハンマドはイスラム教において、モーセ、イエス・キリストその他に続く、最後にして最高の預言者かつ使徒であるとされているため尊ぶべき人物とされています。
ムハンマドがイスラム教の開祖なら、それじゃあイスラム教の神様は誰?という疑問を抱く人がいるかもしれません。イスラム教ではアッラーフというのが神様です。イスラム教は一神教であり、また偶像崇拝を禁止している宗教ですので、アッラーフに関する絵を描いたりすることや象を制作することは固く禁じられています。アッラーフは姿や形を持たない意思のみの存在なのです。
話をムハンマドに戻しますが、ムハンマドはアッラーフから遣わされたガブリエルという大天使を通じることによってアッラーフから啓示を受けます。それらはのちにコーランにまとめられます。(コーランとはイスラム教の経典です、ちなみに、新約聖書や旧約聖書はキリスト教の経典に当たります。)次に、ムハンマドはアッラーフからの啓示を近親のひとや友人たちに伝えていきます、そうすることによりイスラム教は力をつけていきました。(今から1400年くらい前の話です。)…そして現在に至ります。
かなり噛み砕いてしまいましたが・・・・・・、これらから分かる通りムハンマドというのはイスラム教を信仰する人々にとって非常に偉大な人物であるので、侮辱などされたら怒るどころの騒ぎではないのです。それが今回の反米デモへとつながっていったのですね。
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